借入金利や利息手数料の計算方法

カードローンやキャッシングを行うにあたっては、目先の現金の必要性にばかり思いが募り、ご返済のことにまで注意が行かないこともあります。しかし、ご返済方法によってはその後のご返済のしやすさや支払うことになる利息の総額などに大きく影響を与えるため、注意が必要です。

ご返済方法の種類とは

消費者金融などのカードローンでは、それぞれに違ったご返済方法が設定されています。金融機関ごとのご返済方法は「ご返済方式」と呼ばれており、毎月々の最低ご返済金額やご返済回数、ひいてはトータルでの支払利息の金額に影響を及ぼします。

金融機関からの借入のご返済にはいろいろありますが、元利均等、元金均等方式は一番よく認知されたご返済方法です。これは多くの住宅ローンなどでご利用されています。元利均等は元金と利息を合わせた一定額を毎月々の支払い金額にしたものです。元金均等は元金のご返済金額は一定で、それに利息を上乗せした金額が支払い金額になります。

消費者金融で多いのがリボルビングご返済です。これは借入やご返済を繰り返すことで毎月々の融資額の残高が変わりやすいカードローンやキャッシングに多い方法となります。リボルビング払いの多くは元利均等となっており、残高に関係なく一定の金額が続くものや残高に応じて金額が加減するものなどがあります。

消費者金融では残高によって最低ご返済金額が変わる方法を選択していることが多くなっています。ただし、おまとめローンなどでは消費者金融でも元利均等を採用していることがあります。

定率リボルビング方式

定率リボルビング方式とは、毎月の締め日の融資額の残高に応じて一定の割合(掛け数)でご返済していくというものです。元利定率と元金定率があります。残高が減ると支払い金額も減るため、ご返済は楽ですが長引き、利息が高くつくこともあります。

例えば、年利18パーセントで50万円を借入した際の元利定率リボルビング方式の利息金額を計算してみましょう。ご返済額に対して10パーセントの定率でご返済する場合、初回の利息額は50万円×18%÷365日×30日=約7400円となります。

元金5万円(50万円の10パーセント)のうち7400円が利息で元金ご返済額は42,600円です。ご返済回数は11回となり、総額では545,113円、利息分は45,113円となります。

残高スライドリボルビングご返済方式

残高スライドリボルビング方式は、融資額の残高に応じて段階的に最低ご返済額が決まるというものです。段階に応じたご返済金額には各業者によって決められており、元利定額と元金定額、元利定率、元金定率などがあります。残高スライドリボルビング方式のご返済最低金額は低く抑えられていることが多く、ご返済が長引きやすい傾向があります。

年利18パーセントで50万円を借入した際の、残高スライドリボルビング方式の計算を見てみます。30万円以下の場合、残高スライド方式では最低金額が1万円以下に抑えられていることが多くなり、50万円以下の場合には1万円前後となります。

最低金額でご返済した場合には、初回から30万円までは利息分約7400円(前述)であり、1万円のご返済額のうち元金のご返済額は2600円となります。30万円に減った後の利息は30万円×18%÷365日×30日=約4440円となり、ご返済額が7000円の場合には元金ご返済額はやはり2500円程度のままです。

これを繰り返すことで、元金が減らないまま長い期間利息を払い続ける状態が続きます。ご返済方式によっては最低ご返済金額を鵜呑みにしてご返済を続けるのは、ご返済をいたずらに伸ばして、利息を増やす行為となってしまう可能性があります。

利率の差でご返済総額に大きな差が

ご返済方式も注意が必要ですが、リボ払いでの利息総額はほんのわずかな利率の差でも大きく変わってくるものです。利率が1パーセント違った時の利息の差を比べてみましょう。前述の借入条件18パーセントで50万円借りた場合の利息総額は45,113円でした。

ところが、17パーセントでは初回支払い時の利息は50万円×17%÷365日×30日=約6990円、元金支払い額は43,010円、利息総額では43,010円となります。1パーセントの利率の差で約2,000円の差が付きます。

この利息の差は、一回辺りのご返済金額が低くなればなるほど、大きくなります。しかし、反対に一回あたりの金額を増やして早く完済すればこれを軽減することもできます。金利が高く設定された場合には、最低金額のご返済を繰り返すのではなく、繰り上げご返済もすると良いでしょう。

銀行での借入や消費者金融でのカードローンなど、業者の種類によってもご返済方式に傾向があるため、どこから融資を受けるかの検討の際にはご返済方式まで見据えた選択が必要となります。借りた後のことまできちんと考えることが賢いローンの使い方です。

ご返済方法の種類とは
・金融機関によって違うご返済方法を選択している
・ご返済方法の種類(元利均等などの各種ご返済方式の説明)
・消費者金融で多いのがリボルビングご返済方式

定率リボルビング方式
・融資額の残高に応じて一定の割合(掛け数)でご返済する
・計算の例

残高スライドリボルビングご返済方式
・融資額の残高に応じて段階的にご返済額が決まる
・計算の例

利率の差でご返済総額に大きな差が
・リボ払いでの差額の計算の例
・繰り上げご返済もすると良い

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